きのこの備忘録

筆者が調べた事やまとめた事を共有しています。医療職を対象とした記事がメインです。論文のような正確性よりは分かりやすさを優先して書いています。一般臨床への応用は自己責任でお願いします。

特定機能病院と回復期リハビリテーション病院の連携

 

医療機関の役割分化のため、基本的に特定機能病院は急性期医療に集中する目的で回復期リハビリテーションを開設できないことになっています。

https://www.pt-ot-st.net/contents4/medical-treatment-reiwa-2/2245

しかし、病院を別にすれば問題ないようです。

今月から赴任した職場は、特定機能病院から徒歩数分の所に同一経営母体の回復期リハビリテーション病院があります。

カルテも同一でお互いの病院からお互いの患者カルテがみれ、実際にお互いにベッドサイドに様子をみにいくこともでき、リハビリをしていて有事は特定機能病院での検査、専門医受診、入院戻りなどがスムーズにできるようになっています。

この結果、回復期リハビリテーション病院は最低限の設備投資で安心してリハビリテーションを行うことができます。

前の勤務先も特定機能病院でしたが、患者の回復期への転院先をみつけるのに難渋することが多く、いつも社会福祉士が苦労して模索・交渉していた記憶があります。

急性期病院が関連の回復期リハビリテーションを持つこのシステム、連携上メリットがとても大きくて良いと思いました。