2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
アルコール性肝炎の患者のIgAが高値でした。 その機序について調べてみたので共有します。 血清中のIgAは単量体がメインだが、唾液、胃液、腸液、涙、初乳、粘液、汗などの分泌物中では二量体として存在する。 二量体IgAは多くの分泌液中に存在するリゾチー…
アルコール性肝炎での好中球著高患者について調べているうちに、アルコール性肝炎のような白血病反応(Leukemoid Reaction:LR)と慢性骨髄性白血病(CML)と慢性好中球性白血病(CNL)の鑑別について興味が出てきたので調べてみました。 CNLは主にCSF3R遺伝…
3週間以上の発熱および白血球著明高値を来しているアルコール性肝炎の患者をみました。 恥ずかしながらアルコール性肝炎の知識や診療経験が少なく、膠原病などが合併している可能性を考えていたのですが、どうやらアルコール性肝炎だけでも発熱や白血球高値…