きのこの備忘録

筆者が調べた事やまとめた事を共有しています。医療職を対象とした記事がメインです。論文のような正確性よりは分かりやすさを優先して書いています。一般臨床への応用は自己責任でお願いします。

養護老人ホームと救護所

"養護老人ホーム"に入所している方が入院してきました。

退院後はそちらに戻りたい希望があり、どのような施設か知らなかったので調べてみました。

基本的にはADLが自立している65歳以上の高齢者が、自宅生活困難になった場合に入所できる施設のようです。

自宅生活困難になる理由は経済的貧困が多いとは思いますが、虐待など様々な理由があるようです。

住民票のある市区町村の窓口などで申請ができ、入所可と判断されたら収入に応じた格安な金額で在住することができます。

https://mitte-x-img.istsw.jp/roushikyo/file/attachment/303138/(yougo)pamphlet.pdf

ただ最近は介護サービスを行える養護老人ホームも増えてきているようで、施設ごとに守備範囲は異なるようです。

https://www.fukushishimbun.co.jp/topics/19781

 

高齢者は上記のような施設がありますが、若者にも一定数ホームレスなど自宅生活困難な方がいます。

そのような方が対象になる施設がないか調べてみましたが、"救護施設"というものがあるようです。基本的には生活保護受給者が対象になるので入所には申請が必要になります。こちらは高齢者も入所可能で、現状半数以上の入居者が高齢者のようです。

http://www.zenkyukyo.gr.jp/institut/institut.htm

そして、自立した日常生活を送ることができると判断された場合は、公営住宅や低賃金の民間賃貸住宅への入居を支援するようです。

https://www.city.himeji.lg.jp/bousai/cmsfiles/contents/0000015/15512/shiryou4.pdf

 

時々ホームレスの方が救急外来に搬送されたりするのですが、社会福祉士に相談だけして丸投げしてしまうことが多かったので、その後の道筋のイメージをつかむことができて良かったです。